DBの悪役中心ブログ。
グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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タイトル後付けでブロセル。
タイトルという名の指標を最初に決めてないせいで大変なことになった。
皮肉の形でですが、BL表現がありますのでご注意。セルさんにデレるブロリーを見たくない方もご注意(※かなりキモいです)。
ブロリーに振り回されるようになってから早数か月。
力の差は開くばかりである。
「ぬぅぅぅ…つまらーん!!」
自分と同じくらいの相手がいないためとても退屈な日々の繰り返しである。最も地獄の生活が楽しかったら困るのだが。
「フリーザは弱すぎるわ、ブロリーは強すぎるわで帯に短したすきに長しという諺がこれほど的確だと思ったことは今までなかったぞ!」
フリーザは一人でわめき散らしているセルを冷笑した。
「ブロリーと同じくらい強くなれるように修行をしたらいいじゃないですか。どうせお暇でしょう?」
フリーザの言葉を意に反さず、感傷に浸るセル。
「ああ、孫悟空…。貴様がさっさとこちらに来れば私も退屈せずにすんだというのに・・・!」
孫悟空に思いを馳せているとそれを邪魔する者が現れた。
「セル!遊ぶぞ!!」
噂をすればブロリーである。
「ええい!私は今、お前の相手をしている暇はない!!」
機嫌の悪いセルの代わりに皮肉な言い回しで状況の説明をするフリーザ。
「今セルさんは恋煩い中ですよ。」
「ばっ…誰が恋煩いだ!」
「恋…煩い…?」
ブロリーはその言葉の意味を把握できていないようだった。
日ごろの恨みと言わんばかりにフリーザは説明に尾ひれをつける。
「孫悟空のことが好きなんですよ、セルさんは。」
「フゥゥゥリィィィザァァァァァ!!」
ブロリーは孫悟空を知らなかったが、そう言う問題ではない。
「孫…悟空…?」
「忘れろ、ブロリー!」
忘れるどころかブロリーはにたりと笑うとこう口走る。
「どんな奴かは知らないが、血祭りに上げてやる。」
孫悟空が血祭にあげられることは何ら問題ないが、孫悟空=自分が恋焦がれている相手と擦り込まれていそうで怖かった。
「頼むから忘れてくれ…!」
普段、皇帝然としているセルが下手に出る様がフリーザの優越感をかきたてる。
「血祭りに上げてしまいなさい、ブロリーさん。」
「くっ…無理やり黙らせるぞフリーザ…。」
セルの威圧感に気圧されそうになったが、フリーザは自らの言動を省みない。
「ただ残念なことに孫悟空は生きているんですよ。これではこちらから手が出せません。」
「んんんんんん!!ぐぅぅぅぅぅぬぅぅぅぅ!!」
悔しそうなブロリーに一枚の紙切れを差し出す。
「これを御覧なさい。この大会で優勝すればMUGENキャラとして蘇ることができます。これで孫悟空を殺せる。」
「なんだとっ!?」
この話にはセルも喰いついた。MUGENと言えば様々な世界のつわものが集まる世界である。当然、セルの飢えを満たすことができる者もいるだろう。
「幸いチーム戦ですね、あと一人…四人で一組で参加して優勝チームは全員がMUGENキャラになれます。」
「ほう、勝てばいいのか。だが、残り一人はどうする?」
フリーザは少し考えると言った。
「特戦隊の一人を加えましょう。リクームさんあたりでかまいませんか?」
セルは自信気に答える。
「誰でも構わん。私で終わりにしてやる。」
セルに負けじとブロリーも叫ぶ。
「血祭りだ…ククク!」
「ブロリーは下がっていろ!私が片付ける!」
「できぬぅ!」
「(なんだかんだ言って仲がいいですね、この二人…)」
――大会はめんどいからキンクリな!いやブロリーいる時点でだれも勝てんだろ…
「クク…待っていろ孫悟空。まさか私が蘇るとは夢にも思うまい。」
地獄で初めて見せたセルの楽しげな表情にフリーザは驚いた。
「(やはり孫悟空のことが好きなんじゃないですか…。)」
「孫悟空はどこだぁ?」
あたりをきょろきょろ見回すブロリーに孫悟空の特徴を教えてやる二人。
「黒髪でツンツンしていて、橙の胴衣を着ているのだが…。ああ、金髪にもなるな。」
「あなたに言ってもわからないかもしれませんが、サイヤ人という種族です。」
二人から教わった特徴を照合して見ると、ある男の特徴と一致した。
「カカロット…。カカロットォォォォォ!!」
カカロットと絶叫しながらブロリーは走り出した。
「どこへ行くブロリー!?」
慌ててセルも追いかける。
「カカロットォォォォ!!」
「落ち着け、ブロリー!」
ブロリーの腕を掴む。
「はい…」
急に立ち止まり萎縮する。先ほどまでとは別人のように大人しくなった。
「(なんて扱いづらい奴だ…!)早まるな、ブロリー。闇雲に走り回っても無駄だ。やつらは相手の気を察知できる。」
「はい…」
「気を消して探すぞ。」
ブロリーの腕を掴んだまま歩き出す。もはや彼は暴れ出そうとはしなかった。
それどころかセルの言う通りに気も消した。
奇妙に思いながらもセルは足を止めなかった。
「おい、ブロリー」
「はい…」
先ほどから「はい…」以外の言葉を口にしようとしない。
「見つけたら一人で突っ込まずに私に知らせろ。」
「はい…」
しばらく見慣れない道を歩き続ける。
その間もブロリーは気味が悪いくらい大人しかった。
「ふぅ、日が暮れてきたな。私はともかくお前は人間だろう?今日はもう休むか。」
「はい…」
ブロリーが頷いた瞬間にセルは手を離した。
その途端、ブロリーの気が一瞬にして高まった。あまりの衝撃にセルもたじろぐ。
「カカロットォォォ!!」
また絶叫するとセルを置いて駈け出した。
「なっ…!?今まで大人しかったのに何事だ!?」
驚いているのもつかの間、あっという間にブロリーの姿は見えなくなった。
「ええい!私が行くまで死ぬなよ孫悟空ぅぅぅ!!」
セルも叫ぶとブロリーの後を追った。
二人は当の孫悟空がまだDB界にいることを知らない。
<あとがき>
フリーザ様置いてけぼりすぎるorz嫌いなわけじゃないんだ。ただ動かし方がよくわからないんだorz
悟空←セル←ブロリー→悟空 って感じですかね。悟空愛されすぎですね。
うちのブロリーはセルに触られると大人しくなります(セル=頭の輪っか)。自分から触れる分には余裕でちまつり☆もーどです。
タイトルにも反映したセルさんの恋煩いですが、セルさんがほんとに恋煩ってるのかどうかは皆さんのご想像にお任せします。
自分としてはライバルとして好きくらいだと思ってます。意識しだすと好きでもなんでもない相手でも脳内占拠されるよね。
行き過ぎっぷりはブロリーも大概だけどなw人外ショタとか彼にとってクリーンヒットなんじゃなかろうか。
もはや有情じゃなくなってるけどさ…。セルさん逃げてぇぇぇ!!
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悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
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