DBの悪役中心ブログ。
グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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タイトルの通り。
野郎ばっか(それも人外)で華がなくてすげえ見苦しい雑文ですよ。
傾向はセルフリ、ブロセル(!)です。セルさんはリバ(SとM的な意味で)。
ブロリーの性格は巷で話題になってる様々な動画の性格を反映しておりますので、原作のブロリーが好きな方はご注意!
野郎ばっか(それも人外)で華がなくてすげえ見苦しい雑文ですよ。
傾向はセルフリ、ブロセル(!)です。セルさんはリバ(SとM的な意味で)。
ブロリーの性格は巷で話題になってる様々な動画の性格を反映しておりますので、原作のブロリーが好きな方はご注意!
本来地獄の住人には肉体は与えられない。魂自体がすぐに浄化されてしまうからだ。
だが、中には例外もある。大罪人には懲罰用に肉体が与えられたことがあるのだ。
「さあ、ここで一番偉い者の名を言ってみろ。」
だが、誤算が一つ。
「ひぃっ…セ…セルぅ…!!」
大罪人には大罪を犯すことができるだけのパワーがあるということである。
「セル様、だろ?」
自分よりも弱い者を虫けらのように踏みつぶそうとする。その横柄な暴力にフリーザが口をはさむ。
「それくらいにしたらどうですか、セルさん。また牢に入れられますよ。」
「ふん、まだ暴れ足りんぞ。」
そう言いながらも先ほどまで嬲っていた者には手を出そうとしなかった。
フリーザに止められたからでも自らの横暴さに自責の念を抱いたからでも牢に入るのが怖いからでもない。ただ単に興が削がれたからである。
「そうはいいますけどね、ボクはもう貴方の巻き添えであそこに入りたくなんてありませんよ。」
「巻き添えが嫌ならお前も暴れたらいい。」
どうせ我々より強い者などここにはいないのだから、とセルは笑う。
「それとも、入るよりも入れられる方をご所望かな?」
フリーザの体に手を伸ばす。
「やめてください!昼間からあなたと言う人は…!!」
細い腰に腕を回す。
「昼だろうと夜だろうと関係ないな。溜まっているものは溜まっている。」
尾の付け根に指を這わせる。
「昨日だってしたくせに…。本当にあなたは燃費が悪いですね!」
笑いながら情事をすすめようとするセルに急にエネルギー弾のようなものが迫る。
「ふん、お楽しみを邪魔するとはどうやら死にたいらしいな。」
フリーザを抱いたまま瞬間移動で軽く避ける。
「死にたがりめ、さっさと出てくるがいい。」
戦闘の邪魔だとばかりに乱暴にフリーザを投げ捨てると臨戦態勢に入る。
すると一人の巨漢が絶叫と共に姿を現した。
「カカロットー!!」
どうやら人違いのようだ。
「カカロットではなーい!」
セルにとって人違いなどどうでもよかった。お楽しみを邪魔したのだから理由は何であれ地面に這いつくばらせなければ気が済まなかった。
「かぁ…めぇ…はぁ…めぇ…」
かめはめ波の構えに入る。
先ほどのエネルギー弾の速度から考えてこの男は自分よりも格下である。おそらくかめはめ波一発で吹き飛ぶであろう。
「波ぁー!!」
これで憎らしい姿を拝まずに済む、そう思った。
「そんなものが俺に通用するとでも思っていたのか?」
男は手のひらから先ほどのエネルギー弾よりはるかに強力なエネルギー弾を生成し、かめはめ波に向けて放った。
轟音と共に両者の放ったエネルギー弾が消え去った。
おかしい、この男の気がどんどん上がっている。
「(ぬぅ…なぜだ!?なぜ私のかめはめ波が…!)」
「セルさん!」
フリーザの呼びかけで我に返る。思考している暇などなかった。
気がついた時には男は後ろに回り込んでいた。
「なんなんだぁ?今のは…」
「ぐぉっ…!!」
羽交い絞めにされてしまった。
これはまずい。既に死んでいるから死ぬ心配はないとは言え、セルにとって好ましい状況ではない。
だがこの劣性な状況とは裏腹に、心の底で楽しんでいる自分がいた。
優越感に浸っているこの男をどのように跪かせてやろうか、と考えただけでゾクゾクする。
「絶対に…手は出すなよフリーザ」
この状況でこんなことを言えば負け惜しみにしか聞こえない。
「なにを言ってるんですかセルさん!」
「虫けらが何匹かかってこようと所詮虫けらだ。」
虫けらという言葉がセルの逆鱗に触れる。
「虫けら…だと?私は虫と言われるのがことのほか嫌いでね。覚悟はできているか?」
サイヤ人の細胞を持っているせいか、危機に陥ったセルの戦闘力はみるみる上昇する。
これには男も少しばかり驚いたらしい。
「へぇあっ!?」
その隙をついて尾を使って男の体をなぎ払い、挑発する。
「ウォーミングアップで終わらないでくれよ?」
「ぐぅぅぅぅぅぅぬぅぅぅぅぅ!!!!」
男も戦闘力を上げる。どうやら他のサイヤ人とは違い、放っておいても戦闘力が上がる体質らしい。
「(長引けば不利か…。)」
死という逃げ場がないこの地獄でこんな強敵とであったことを普通の者なら不運と嘆くだろう。だが、サイヤ人気質のセルは違った。
「(ふはははは!私はなんて幸運なんだ!クク…自爆した時と言い今回と言い…!つくづく私は幸運の女神に愛されているようだな…。)」
自身の幸運を神に感謝しつつセルは飛んだ。
セルが飛ぶのとほぼ同時に男も地面を蹴った。
フリーザの目では追うことも出来ぬ速度で彼らは殴り合った。
数分殴り合っていたかと思うと、急にセルの体が吹き飛んだ。
「ぐぉっ!」
「セルさん!?」
両手で地面に爪を立てることでようやく止まった。まるでバックスライディングで土下座をしたような情けない様だったが、背に腹は代えられない。
「(もう…もう力の差が出始めたか…?)」
男の戦闘力の上昇速度に目を見張る。
「どうした虫けらぁ?」
その言葉にセルは肩を震わせた。だが、怒りだけで埋められるほど戦闘力の差は軽微なものではなかった。
「ちぃぃぃくしょぉぉぉぉぉぉ!!」
自分が弱いままであれば楽しみが終わってしまう。
完全体と言いつつ勝てぬ者がいる事実に腹を立てる。
「俺が!完全体の俺がぁぁぁこんなやつにぃぃぃぃ!!」
子供のように泣き叫ぶ。
気に入らないことや受け入れがたい事実すべてを壊して、壊せないものは叫ぶだけ叫んで背を向けて来た生前の行いが顕著に現れた瞬間だった。
これは完全体という立場に驕っていた故の向上心のなさではない。
自分が為すべきすことの判断を自らの生みの親であるCPUに全て委ねてきた弊害である。
「お前カワイイ!」
男の唐突な一言に一瞬何のことか理解できない。
「はぁ…?」
呆気にとられるセルの頭をごしごしと撫でる男。あまりに力強すぎて地面に顔がめり込んだ。
そこへ急に中年の男が走ってきた。
「おお、ブロリーこんなところにいたのか!」
「親父ィ…?」
どうやら巨漢の名はブロリーで中年の男の息子らしい。
「全く、お前が全力で戦ったらそこのセミの人が死んでしまうだろう。もう死んでいるが…。」
「セミ…だと…?」
頭を押さえつけられているので満足に反論もできなかった。
「ブロリー、その人を離してやりなさい。」
「できぬぅ!!」
すぐさま拒否する。
父親は呆れながらセルに語った。
「いやはや申し訳ない。息子は(息子にとっては)可愛いものが好きでね…。よくドラゴンなどと戯れたりするんだ。」
「…私がかわいい…だと…?」
その言葉に再度反応したブロリーはセルの頭をさらにめり込ませる。
「君には申し訳ないが息子の遊び相手になってやってくれないか?」
「ふぅぅぅざけるなぁぁぁぁぁ!!!!」
自分では大声で叫んだつもりだったが、押しつぶされて思うように声が出せなかった。
「く…フ…フリーザ!助けろ…。」
前言をあっさり撤回するセルの言葉を意に反さず、フリーザは踵を返す。
「あーあ、セルさんは忙しそうだからボク帰ろうかなぁー。」
「き…貴様ぁ!!」
倒れたセルの肩をバシバシ叩きながら父親は頼みこむ。
「それでは息子をよろしくな。」
この日を境にセルが地獄で暴れることはなくなったという。
<あとがき>
パラガス(親父ィ)に悪気はないです。
虫と言われるとキレるのはたぶんうちのセルだけです。まぁ、私達がモンキーだと言われるのと同じような屈辱だと思ってあげてください。
ちなみにブロリーが戯れるドラゴンとはやまたのおろちです。DQ3の。某ブロリー実況動画ネタです、すいません;
Q.:地獄で最強なのになんで牢屋にぶちこまれるんだぜ?
A.:厳密には「地獄にいる中で最強なのであって、あの世の中で最強ではない。」ということで…。
あの発言自体セルの自称という感じなんですがね。
Q.:なんでブロリー急に態度変えてんの?つか親父ィ来るタイミング良すぎだろ…
A.:泣きだしたセルに萌えたに一票ゴニョゴニョ うちのブロリーはロリショタ(某動画でも娘ェと息子(少年少女)には甘いよね)。セルさんは年齢的にはショタ。ブロリーの守備範囲内。
親父ィは確かに都合よすぎた。反省してる。
と、ふたつほど言い訳してみた。
ここで言い訳しなくてもいいものが書けるようにがんばろ…!
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セル贔屓でブロやクウラ、ジャネやタレ、フリなんかもちまちまと。
悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
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