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せっかくMUGEN熱が戻ったしセル魔理でバレンタインネタでも書こうかなと。
セルキュンはタイトルの通りだと思う。
油断とかで負けるんじゃなくて、調子に乗って相手に塩送って死ぬタイプ。あと感情のまま行動して自滅するタイプ。
人造人間の割に人間臭いって意味では良キャラ。というか萌えキャラ。
「あいつってバレンタインとかどう思ってんだろ…」
季節が季節だけに一人でぼーっとしているとそんなことを考えてしまう。
「それ以前にあいつってチョコとか食べるかな…」
決して甘党には見えない。
現に家にいる時も自分から甘いものを口にすることはない。
「一応確認しておこうかな…。もし受け取ってもらえなかったら気まずくなるし…。」
すぐにセルの部屋に向かう。
部屋の前に立つ。
なんと言ってノックをしたらいいかわからず、しばしの間硬直する。
「ストレートになんか聞けねえよ…」
帽子を目深にかぶりぶつぶつとシミュレーションを始めているとドアがあいた。
「!?」
驚いたのは魔理沙だけだった。
セルはというと「何をしているんだ」と無表情で言うのみだった。
「お、驚かないの?」
予想外の出来事ゆえ自身も何を口走っているのかわからなくなる。
そんな魔理沙を見てセルは笑う。
「驚くわけがないだろう。すぐ近くにお前の気を感じたから開けたのだ。」
瞬間移動で背後に回らなかっただけ感謝しろ、とセルは笑った。
今回はセルの気を感じる力に感謝せねばと魔理沙は思った。そうでなければいつまでああしてドアの前で考えあぐねていたかわからない。
「何か用があってきたわけだろう?まあ入れ。」
言われるがままセルの部屋に入る。もう逃げられない。
ベッドに座るように促され、それに従い腰を掛ける。
深く息を吸い込み、それを吐いてから魔理沙は口を開いた。
「えっと、セルって食事するの?」
セルは怪訝そうな顔で魔理沙を見つめる。
「いつも目の前で食っているだろう。」
特別な理由がない時以外は三食とも同じ場所で一緒に取っていた。特に約束をしているわけではなく、ごく自然に一緒に。
「あ、や、確かにそうだけどさ。なんかお前ってなにも食べなくても平気なんじゃないかなぁって…」
我ながら少し苦しいいいわけだったかと言ったあとに後悔する。
が、セルの反応は意外なものだった。
「ああ、確かに平気だが。」
「え、じゃあなんで…?」
今度はセルが言葉を詰まらせた。
「理由…特にないな…」
「理由がないなんておかしいだろ!どこにそんなエネルギーが…」
ただでさえ自分より一回りは大きな体なのに。
「む、”食べる理由”の話ではなく”食べなくても平気な理由”が聞きたいのか?それならば簡単なことだ。」
セルは自信たっぷりに答える。
「私は不完全な姿の時にめいっぱい人間を喰ったからな。」
不敵な笑みと共に「もういらない。」と吐き捨てた。
その言葉に少し切なさを覚える魔理沙がいた。
納得いかずに前者の理由を尋ねてみることを決意する。
「じゃあ”食べる理由”は?食べなくても平気なのになんで!?」
ここでしっかりした答えを聞けないのならば、無理やりにでもチョコを喰らわせてやる、と。
この質問にまたセルは沈黙する。
しばしの沈黙ののち、おもむろに答える。
「…あくまで嗜好品のようなものだ。煙草や酒なんかと同様、摂らなくても問題のないものだ。」
「煙草や酒って…体に毒なのか?」
究極生物である自分を心配そうにする魔理沙があまりに滑稽だった。
「バカなやつだ。私は究極生物だぞ?」
魔理沙の心配を一笑する。その笑い声を遮るように魔理沙は口を開けた。
「じゃ、チョコ平気…なんだ」
「へ!?」
驚きの余り頓狂な声を出してしまったが、魔理沙は笑わなかった。セルの頓狂声を意に介している余裕がない。
「あ、う、バレン…タイン…」
恥ずかしさの余り帽子を目深にかぶり、視線を落とす。
そんな彼女の姿を見て、セルの中の何かが切れた。
「そうか、私のために手作りしてくれるというんだな?」
「う、うん…」
セルはニヤニヤしながら魔理沙に密着し、押し倒すように覆いかぶさり、耳元で囁いた。
「では私のために子作りもしてくれるか?」
その直後に魔理沙の家から極太のレーザーが照射されるのを多くの人間が目撃したという。
<あとがき>
セ「不覚にもギャップ萌えした。後悔は…すごくしている」
魔「後悔するくらいなら反省しろ!つーか産むのはお前だろ!」
セ「産むのは私…!?な…まさかお前は男なのか?確かにその貧乳でhぶるああああああああ」
セルは♂にでも♀にでもなれると信じてる。
食べなくても生きていけるのに、いつも一緒に食卓を囲むのは魔理沙と一緒にいたいからとかそんな王道な理由で補完しておいてください。
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セル贔屓でブロやクウラ、ジャネやタレ、フリなんかもちまちまと。
悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。