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DBの悪役中心ブログ。 グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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ハロウィン絵を描こうと思ったら描けない…orz
そういやPCで描くのは二週間ぶりだ…ねーよorz
あんまりひどいのでなんか雑文でも…。

セル魔理だよー。
文章内でセルの好物がブドウという表記がありますが、本ネタはこちら(人造人間→セルの項)。


「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」
苦しくて目を覚ますと体中に包帯を巻いた生物が自分の上に馬乗りになっていた。
「なんのつもりだよ…」
寝返りをうとうとして体をねじろうとするが、やはりどいてくれる気はないらしい。
「万年ハロウィンコスの貴様は忘れているかもしれんが、今日はハロウィンだ。」
「私のはコスとかじゃなくて魔女だから着てるんであって…」
再び眠りに堕ちようとまぶたを閉じる。
瞬間、悲鳴を上げる。
「ぎゃっ!」
閉じようとした瞬間、目の中に指を入れられたためだ。
「おい、私はお菓子をくれと言ってるんだぞ。よこさなければ…」
セルのセリフを遮って叫ぶ。
「用意してないっつーの!」
その言葉を聞いてセルは愕然とする。
「なん…だと…。貴様がそこまで季節感のないバカだとは…」
「一言余分!バカじゃねえ!」
魔理沙の言葉など耳に入っていないのだろう。
セルは彼女の上から下りるとよろよろと部屋から出て行った。
「なんだよ一人で盛り上がって…。」
そこでふと思った。
「あれ、普通お菓子がなかったらいたずらするはずだよな…?」
あの虫がお菓子>いたずらであるはずがない。
「なんでお菓子がもらえないからってあんなにがっかりして…」
もしかして一般女性が相手の時はいたずら>お菓子なのではないのか、自分に対してのみお菓子>いたずらなのでは…?などとバカげたことを一瞬でも考えてしまった自分を殺したくなる。
「…平和でいいじゃん。別に私が気にすることじゃ…」
今日はもう寝よう。
起きたばかりだが、日付が変わるまで寝てしまおう。

数時間寝ると魔理沙は目を覚ました。
「腹減った…。ちょっとなんか摘まんでから寝ようかな…。」
鉢合わせしないかとハラハラしながら階段を降りる。
「気配がない…よかった。」
ホッと胸をなでおろす。
冷蔵庫の中から適当なものを見つくろって腹を満たす。
満腹になって一息つく。
「うう、眠くなくなってきた…。こういうのって時期を逃すと眠くなくなるんだよなあ…。」
それからしばらく魔理沙はリビングにとどまった。

その日セルが帰ってきたのは夜中だった。
もう日付が変わってしまうかと言った頃。紙袋をたくさん抱えて戻ってきた。
「やはりうちのバカだけだな、季節感がないのは。」
大漁の戦利品を見つめて満足そうに笑う。
「さあて寝るか。おっとその前にうちのバカにtrickをあたえてやらねばな…。」
セルの顔からは先ほどの笑みはすっかり消え失せていた。
今朝の出来事を思い出したのだろう。

ドアノブにそっと手を掛け捻る。
そして押す。
「ハッピーハロウィーン!?」
暗闇から何かが急に飛んできた。
暗く、そして急な出来事のためセルはそれを避けることができなかった。
顔面に直撃したそれは、甘かった。
塊から紫の粒がぼろぼろとこぼれおちた。
「あ、ブドウパイ。」
それはセルの好物だった。思わず顔がほころぶ。
「trick or treatなんて生ぬるい!お前なんかtrick and treatで十分だぜ!」
魔理沙の言葉に反応を返さずに黙々とブドウパイを頬張るセル。
当然魔理沙は怒った。
「おいっ!クソ虫!」
ようやくセルは顔を上げた。口の周りに紫色のジャムをくっつけた不細工な顔で。
その間抜けさに思わず噴き出す魔理沙。
「お前べったべただよ。」
ハンカチを手にセルの元に駆け寄る。
顔の周りをごしごしと拭いてやる。
こんな子供みたいなやつに何を本気で怒っていたんだろう。
「なあ。」
「ん?」
思い切り顔をふかれながらもセルは口を開く。
「今からtrickしてもいいか?」
思い切り吹いてしまった。
魔理沙は腹を抱えて床を転げ回った。
拭く前に鏡でも見せてやるべきだったか、と。
「くっくっく、20年後に出直してこいよ。」
その言葉をきいてムッとするセル。
「20年?ふん、20年後の貴様を抱く方の身にもなってもらいたいな。」
言い返してくるものかと思っていた。
だが魔理沙は無言で部屋を出て行った。
「お、おい?」
セルは少し焦りながら魔理沙に声をかける。

魔理沙は澄ました顔で振り返った。
「trickはいらないから、今からtreatをいただくよ。」
今日一日、お前がかき集めてきた分全部、と嘲う。
「ま、待て!あれは私のものだ!」


<あとがき>
セルキュンに馬乗りさせるの好き過ぎだろjk
年相応にブドウパイがっつくセルキュンとお母さんな魔理沙に萌えていただければ幸いです。
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