DBの悪役中心ブログ。
グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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セル魔理です。
この前買ったセルたんのフィギュアの左足が割れてるのを見て思いついたネタ。
少しブラック?ダーク?セルたんがそういう発想するのは今さらだよ、戦闘狂だもの。
この前買ったセルたんのフィギュアの左足が割れてるのを見て思いついたネタ。
少しブラック?ダーク?セルたんがそういう発想するのは今さらだよ、戦闘狂だもの。
それにしても膝が割れるとは一体どんな闘い方をしているんだろう?
目の前のベンチに座って退屈そうにしている人を見て不思議に思う。
割れるというのは比喩ではなく、本当に関節の下あたりからぱっくりいっているのである。
「(気付いてない・・・のか?いや、普通に血も出てるしそんなはずは・・・)」
勇気を出して聞いてみた。
「あの・・・左膝・・・」
その後になんと続けたらいいか思いつかなかった。まさか率直に「割れていますよ」というわけにもいくまい。
悩みあぐねていると、彼の方が察してくれた。
「おや、これはご丁寧に・・・。ありがとうお嬢さん。」
フッと微笑んだが特に足をどうこうするつもりはないらしい。
「医務室に行った方が…いや、医務室より病院か…」
多少お節介かもしれないと思ったが、傷の深さを見る限りそうも言ってられない。
「実は全く痛くなくてね。大丈夫、心配してくれてありがとう。」
その笑顔が魔理沙の心に障った。
そして微笑む男の腕を無理やり引っ張った。
「痛いとかそういう問題じゃなくて、出血がひどいんだから早く行かないと!」
下手に動かせば余計に危なかったかも知れないが、そんなことを考える冷静さが今の彼女にはなかった。
なぜだか自分が本人以上に心配してやらなければならないような気がした。
自分のことを客観的に見過ぎている危うい人物を放っておくのが怖かった。
「出血が止まるまで待つさ。」
だからこんな悠長なことを言う彼が少し小憎らしかった。
「だったら止血だけでも…!」
すぐさまポケットから純白のハンカチを取り出すと、傷口に宛がおうとした。
だが、彼がそれを拒む。
「そんなことをしたら汚れてしまうぞ。」
「今はそんな心配してる場合じゃないだろ!自分の体なんだからもっと労れよ!」
そう言うと無理やりハンカチを押しつける。
みるみるうちに純白だったハンカチは青紫色に染まった。
彼は妙な気分でその光景を眺めていた。
「(私の血でこのハンカチは元の色を失ってしまった…。)」
自分がかかわれば目の前の少女もこうなってしまうのか。
見ず知らずの人間を救おうとするこの娘の手も朱に交われば赤くなり、やがて血に濡れた手で臓物をかき出すことになるのかもしれない。
「(それもまた…一興だ。)」
綺麗なものが一瞬にして腐り落ちていく様は何とも圧巻なもので、それが自分の手でそうさせることとなればその快感は格別なもので。
考えただけでもたまらない。
すぐに堕としたくなった。
「ありがとう、お嬢さん。よかったらこの後タッグバトルでもご一緒願えないかな?」
「バッカ!その足でバトルなんて無理無理!止血が終わったら病院に行くぜ!」
ハンカチを結い終えた魔理沙は彼、セルの腕をぐいと引っ張り上げると無理やり病院への道を歩かせた。
どうやら自分色に染まってくれるにはまだまだ長い時間を要するようだ、とセルは苦笑した。
<あとがき>
うちの魔理沙は意外と面倒見がいい。
逆にセルたんは気まぐれ。
バランスは結構いいかもしれない。
目の前のベンチに座って退屈そうにしている人を見て不思議に思う。
割れるというのは比喩ではなく、本当に関節の下あたりからぱっくりいっているのである。
「(気付いてない・・・のか?いや、普通に血も出てるしそんなはずは・・・)」
勇気を出して聞いてみた。
「あの・・・左膝・・・」
その後になんと続けたらいいか思いつかなかった。まさか率直に「割れていますよ」というわけにもいくまい。
悩みあぐねていると、彼の方が察してくれた。
「おや、これはご丁寧に・・・。ありがとうお嬢さん。」
フッと微笑んだが特に足をどうこうするつもりはないらしい。
「医務室に行った方が…いや、医務室より病院か…」
多少お節介かもしれないと思ったが、傷の深さを見る限りそうも言ってられない。
「実は全く痛くなくてね。大丈夫、心配してくれてありがとう。」
その笑顔が魔理沙の心に障った。
そして微笑む男の腕を無理やり引っ張った。
「痛いとかそういう問題じゃなくて、出血がひどいんだから早く行かないと!」
下手に動かせば余計に危なかったかも知れないが、そんなことを考える冷静さが今の彼女にはなかった。
なぜだか自分が本人以上に心配してやらなければならないような気がした。
自分のことを客観的に見過ぎている危うい人物を放っておくのが怖かった。
「出血が止まるまで待つさ。」
だからこんな悠長なことを言う彼が少し小憎らしかった。
「だったら止血だけでも…!」
すぐさまポケットから純白のハンカチを取り出すと、傷口に宛がおうとした。
だが、彼がそれを拒む。
「そんなことをしたら汚れてしまうぞ。」
「今はそんな心配してる場合じゃないだろ!自分の体なんだからもっと労れよ!」
そう言うと無理やりハンカチを押しつける。
みるみるうちに純白だったハンカチは青紫色に染まった。
彼は妙な気分でその光景を眺めていた。
「(私の血でこのハンカチは元の色を失ってしまった…。)」
自分がかかわれば目の前の少女もこうなってしまうのか。
見ず知らずの人間を救おうとするこの娘の手も朱に交われば赤くなり、やがて血に濡れた手で臓物をかき出すことになるのかもしれない。
「(それもまた…一興だ。)」
綺麗なものが一瞬にして腐り落ちていく様は何とも圧巻なもので、それが自分の手でそうさせることとなればその快感は格別なもので。
考えただけでもたまらない。
すぐに堕としたくなった。
「ありがとう、お嬢さん。よかったらこの後タッグバトルでもご一緒願えないかな?」
「バッカ!その足でバトルなんて無理無理!止血が終わったら病院に行くぜ!」
ハンカチを結い終えた魔理沙は彼、セルの腕をぐいと引っ張り上げると無理やり病院への道を歩かせた。
どうやら自分色に染まってくれるにはまだまだ長い時間を要するようだ、とセルは苦笑した。
<あとがき>
うちの魔理沙は意外と面倒見がいい。
逆にセルたんは気まぐれ。
バランスは結構いいかもしれない。
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DBの悪役(概ね人外)に萌えまくり中。
セル贔屓でブロやクウラ、ジャネやタレ、フリなんかもちまちまと。
悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
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