忍者ブログ
DBの悪役中心ブログ。 グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

学校が全く出てこないけど学パロです。
クウラ様とスラッグの出会いでもと。BL注意。


これはまだ、クウラが地球に住む前の話。
「クウラ様、次はどの星を侵略しましょう?」
「地球だ。地球を制圧する。」
宇宙船の舵を地球へ取るように部下に指示を出す。
「クウラ様、前方に不審な艦が。」
部下サウザーの報告を受け、スクリーンに映し出された艦に視線を向ける。
自分の知識にない形の艦であった。
「(ふむ、少なくとも俺や家族が襲ったことのない星の艦であるということか。)至急、船籍の特定を急げ!」
「はっ!」
地球を支配しようという者の船であるのなら、早々に撃墜してしまうに越したことがない。
仮に家族が支配している星の属星のものであったなら撃墜してしまっては後々面倒なことが起きてしまう。
船籍の特定が済むまではこちらから手を出すことはできない。
「クウラ様、船の特定ができました。あの船はナメック星のものでございます。」
「ナメック星だと?」
以前文献で読んだことがある。
とても温和な性格で、ドラゴンボールなるどんな願いも叶えてくれるものを生成することのできる宇宙人だ。
生態系は限られた一部の者のみが単性生殖で子を産むことができるという蟻や蜂に近いものであった。
「(その船のものがドラゴンボールを所持している可能性もある。すぐに撃墜してしまうのは早計か。)通信は送れるか?」
「通信・・・ですか?ええ、問題ありません。」
上司の珍しい命令に一瞬たじろぎながらも、通信をつなごうと試みる。
「なんと送りましょう?」
「まずは目的を聞け。それが地球の支配、または破壊行為等が目的であった場合は返答の有無は問わん、容赦なく撃墜させろ。」
「はっ、仰せのままに。」
一通りの指示を出して、クウラは席を立った。
「どちらへ?」
「少し眠ってくる。地球に着くころには起こせ。」
少しでも万全な状態で地球に行きたかった。
気に入らないものがいれば、星ごと破壊しなければならないのだから。

大きなもの音で目が覚めた。
「何事だ?もう地球についたのか?」
船を降りて目にした光景に息をのむ。
「ク・・・クウラ様・・・。」
三人の部下がぐったりとした様子で地面に伏していた。
クウラの口元が不機嫌そうに歪んだ。
どうやら一匹のナメック星人に全滅させられたらしい。
部下の安否などどうでもよかった。自分の集めた精鋭がたった一匹のナメック星人ごときに壊されたことが、何より腹立たしかった。
おもむろに指を一本突きだす。
ナメック星人も同じようにそうする。
「死ね!」
デスビームを放つ。
紫の光線が黄色の光線にぶつかり、相殺された。
「なっ・・・!」
全力で放ったわけではないが、宇宙最強だと思いこんでいた自分のビームがたかがナメック星人に相殺されたことは大きな精神ダメージへとつながった。
その隙にナメック星人の目が光る。
「(アイビーム・・・!?)」
すぐに気を持ち直し、自分もアイビームで迎撃する。
また、相殺だった。
それを見て今度はナメック星人が口を開く。
「ほう、ここまで俺と同じような技が使えるやつがいるとはな。」
「それはこちらのセリフだ。」
両手に気を溜め、撃ちこみの姿勢に入る。
次の瞬間、彼はそんなクウラの戦意を殺ぐ発言をした。
「運命を感じるな。」
普段のクウラなら怒りが勝っていただろう。相手がそれ相応の言い回しをするのだから当然だ。
だが、今回の場合は違っていた。不気味さが勝っていた。
とうの昔に捨て去ったはずの感情が、その言葉に含まれている気がした。
「気色が悪い。口を慎め!」
脱力後には殺意が波となって押し寄せ、クウラに気弾を撃つように促した。
彼の無防備な体に気弾が直撃し、バラバラとパーツをバラまきながら地に伏した。
「ぐっ・・・あっ・・・」
もう闘えまい。とどめを刺してやろうと思ったが、虫の息な部下どもをどうにかする方が先決である。
無様に倒れた部下たちを引きずりながら船へと足を運ぶ。
「待てよ。」
そんな彼らを呼びとめる声が背後から聞こえた。
奴の執念に呆れながらも振り返ってみると、そこにはなにもなかった。
いや、そうではない。その視点では何も見えないだけである。
「知ってるか?ナメック星人は再生と巨大化ができるんだ。」
大きな指でクウラを摘まみあげる。
「このまま握りつぶされてしまうのと、俺の恋人になるのとどちらがいい?」
あまりにばかばかしいニ択ゆえ、クウラは自分の立場を忘れて回答してしまった。
「アホらしいな。俺はこのまま握りつぶされるつもりもなければ、貴様のようなおいぼれのモノになる気もない。」
その言葉にナメック星人は怒らなかった。
「ほう、では俺が永遠の若さを手に入れればお前は俺のものになるんだな?」
幼稚な屁理屈に唖然としたが、すぐに言葉の真意を理解する。
「まさか・・・ドラゴンボールでか?」
「そのまさかだ。ドラゴンボールの存在まで知っているとはな。」
依然として握る力の強さに変化がない。どちらかを答えなければずっとこのままということだろう。
残念ながら力の差が大きすぎて、力づくで振りほどくことは不可能であった。
「・・・いいだろう。さっさと若くなってくるがいい。」
「よし、一年待っていろ。」
そう告げると手の力を緩めた。

「ところで名前は?」
「クウラ」
「クーラ?」
「貴様、耳までおいぼれか?クウラだクウラ!」
「クーラでいいだろ。俺はスラッグだ。」
「スラ・・・ッグ・・・(くそ、捻れない・・・!!)」
「それじゃあ、クーラ。今度会う時に驚くなよ。」
「呆れることはあっても驚くことはないから安心しろ。」
「なんだよそれ!」
「いいから、とっとと行け!」

<あとがき>
うちのスラッグはアホの子。後に地球をクルーザーにしようとしてクウラ様にボコられます。

Q.ナメック星人には性別ないのに恋人とかなんなの?死ぬの?
A.悪い心しかない=邪な気持ちオンリー=とにかくエロと鉄-Rの中では結び付けられたようです。

運命だとかアホなことを思ったのは私ですorz METEORやってると意外と共通点が多くて驚くの!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[10/21 BlogPetのこっぺぱん]
[10/14 BlogPetのこっぺぱん]
[08/11 歩]
[08/11 鉄-R]
[08/11 歩]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
鉄-R
趣味:
弐寺
自己紹介:
DBの悪役(概ね人外)に萌えまくり中。
セル贔屓でブロやクウラ、ジャネやタレ、フリなんかもちまちまと。
悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
ブログ内検索

Copyright © [ Q‐Holic ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]