セルキュンのためならたとえ火の中水の中

 草の中森の中土の中雲の中あのこのスカートの中

鉄「おはようセルきゅん！夢の中では助けてくれてありがとう＞＜」
セル「礼はいらんぞそれより完全体になったわたしのウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」

サンドバック？よろこんで＾＾

 なんかしらんがアイドル的な何かだったんですよ。
レッスン中に蜂のようなものが入ってきて刺されるんです。
先生に知らせようとしたら身体がぐらついて倒れて、とりあえず応急処置で教室で寝かされて他のやつらはみんな締め出し。
何事だよみたいなざわめきが廊下で聞こえてるなあって感じでぼんやりしてると、廊下で先生がなんか病院に電話したり生徒に説明したりしてるの。
「きっと鉄さんは助かるんで」
みたいなことが聞こえたんだけど医者に連絡してる先生の話し的にはダメっぽい。
生徒の中で数人が「ゲェ」みたいな顔してそそくさと帰ってるのが見えた。夢だからその場にいないのに鮮明に見えた。
伝染するんだろうな、隔離されてるしと思った。医者は結局こなかった。
蜂に刺されただけなのにと思ったら自分の体の上に虹色の羽の鳥が覆いかぶさって顔や首筋を長い舌で舐めてた。
こいつに魅入られたら終らしい。無理に引き剥がすとショックで死ぬらしい。蜂だと思ったのは幻覚らしい。

私が死ぬであろうことで自分に回ってくる役が増えると喜んで家族に電話する輩、遺産を集ろうと画策する輩、「虹鳥の羽きれいじゃね？ほしいわｗ」とか不謹慎な事をほざく輩。
鮮明に見えたし聞こえた。
すげえムカついたから呪い殺してやるって普段なら思ったけど、意識が朦朧としててそんな気力なかった。
悲しいなって思った。起きたらほんとに涙が出てて驚いたくらい悲しいと思った。
そしたらなんか近くで声が聞こえるんだ。
今までは鮮明に見えたのに今度は全然見えない。数人いることは感じた。
その中の一人が「輸血用の血はあるか」と聞いた。外からあると答えたのはたぶん先生だ。
そして急に胸の下が熱くて痛くなった。なんだろうと思って目を開けてみたら開けられた。
今まで見ることはできても目は開けられなかったのに。
視界に入ったのは血とセルきゅんだった。
刺されたところを割いて毒を吸い上げてくれたらしい。他の気配は両親だった。

そこで目が覚めたからその後のいきさつはわからない。
鳥はたぶん”無理に引き剥がした”んじゃなくて瞬殺したんだろうなと思った。
セルきゅんかっこよすぎて死ぬ。
「世界で一人だけ自分を愛してくれる人がいれば生きていける」とか偽善だと思ってたけど体験してみてガチだと思った。やばいセルきゅんの奴隷になってくる！