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フリセル、微エロ・・・?
セルたんが執事で魔法を使うというとんでも設定がおkな方のみどうぞ↓


フリーザが帰ってきた。
出迎えようと集まった部下たちは彼の隣に見慣れない男が立っていることに気づく。
新しい部下だろうか。
「みなさん、この方が今日から執事として働くことになったセルさんです。仲よくしてあげてくださいね。」
皆、新入りの雑兵だと思っていたため執事として働くという事実には驚かされた。
「執事?こんなにガタイがいいのにもったいないのでは?」
キュイが異を唱える。確かにその男はとてもガタイがよかった。
素人目に見ても、執事よりも戦士として働いた方が優秀なのではないかと思えるほど。
それに対しフリーザはこう答える。
「当然、何かあれば闘わせますよ。もともとそちらが本業のようですから。」
「本業といいますと、ますますもってその男が執事をする理由が・・・」
フリーザはふっと笑った。
「簡単なことです。彼がその本業と比べても遜色がないほどに執事の仕事をこなせるということですよ。ねえ、セルさん?」
「もともと生態兵器なのであまり自信はありませんが・・・」
そうは言いつつも表情は自信に満ち溢れていた。

自室に戻ろうとするフリーザが急にこんなことを言い出した。
「それにしても喉が渇きましたね…。」
「では、私が飲み物を…」
傍に控えていたザーボンがそう言い終わるか終らないかのうちに、セルは水を出した。
”出した”という言葉が適切であるか判断がつかないほど、彼はすました顔で水の入ったコップを手に持っていた。
「氷も入れますか?」
「そうですね。入れてください。」
セルがにっこりと笑いコップを軽く振ると、水の中に氷が現れた。
それはまるで奇術かなにかのように映った。
その様子を見ていたものは呆気にとられ、飽いた口がふさがらないようだった。フリーザただ一人を除いて。
「ありがとうございます。」
手渡されたそれを満足そうに受けると、喉に流し込んだ。
「こ・・・これはなんだ・・・!?執事として有能だとかそんな次元の話じゃ・・・!」
セルは腰を抜かしているキュイを一瞥するとフリーザの後を付いて歩いた。

フリーザは満足そうに自室のソファに座った。
セルに目の前に座るように促す。
「それにしても良い買い物をしましたよ。」
セルの顔を舐めまわすように見つめる。
「それほど優秀なら小惑星一個分と同等の金を出しても惜しくはなかったんですがね。」
「勿体ないお言葉にございます。」
慎み深く首を垂れるセル。
「ところでさっきのトリックのタネを聞いておきましょうか。私も超能力を使えますがあのようなことはできませんからね。」
「あれはトリックや奇術の類ではありません。魔法です。」
真顔で答えるセルとは対照的にフリーザは苦笑した。
「私はあまりくだらないジョークが好きではないのですがね。」
それでもセルは真顔で続ける。
「ジョークではありません。本当に魔法なんです。」
「ほぅ、では証明していただきたいものですね。」
そう言うと近くにある紙を一枚手に取り、火を付けた。
「この火を一瞬にして凍らせるなんていかがでしょう?貴方にできますか?」
「やってみましょう。」
フリーザの手から燃えている紙を受け取り、片手で火を握る。
焦げ臭さと黒い煙が立ち上る。
だがそれもつかの間、次第に指の隙間から白い煙が手を伝い、床を這う。
「いかがでしょうか?」
セルが掴んでいた紙から手を放すと、ゴトリという音と共にそれはテーブルの上に落ちた。
先ほど燃えていた個所は焦げ跡を包み込むように氷がまとわりついていた。
「万が一、私が凍らせることしか能がないと誤解されていたら困りますので、こんな細工も施してみました。」
紙を手に取ってみるように促す。
怪訝そうに紙を手に取るフリーザ。少し調べてみたが、変わったところはなにもない。
「細工とおっしゃっていましたが、凍っている以外におかしなところはなにも…」
紙から視線を外した瞬間、手にチクリとした痛みが走る。
不可解に思ったフリーザはセルに向けていた視線を再び自身の手に落とす。
「!!」
見ると、今まで紙であったそれが薔薇の花に変化していた。
造花の類ではない。正真正銘の生花だった。
「プレゼントです。ただ、棘のことまでは配慮できていませんでした。申し訳ございません。」
また深々と頭を下げた。

「ふ・・・ふふふ」
フリーザは肩を震わせた。
「素晴らしい!素晴らしいですよセルさん!」
セルが口を開く前にフリーザが続けた。
「その魔法に際限はありますか?」
「私の能力を超える魔法は使えません。例えば私以上の戦闘力を有する者を殺すだとか、死んだ者を生き返らせるだとか、一生命体の際限の範疇を越えた魔法も使用不可能です。」
「逆を返せばそれ以外は可能と言うことですよね?」
セルは無言で頷いた。
「なるほど、私を楽しませてくれそうですね。」
「それが私の再現を超えないものであれば、可能ですよ。」
フリーザはニヤつきながらセルの隣に座った。
「ご安心を。魔法が使えなくても、可能なことですから。」
セルの腿を撫ぜる。
「そ、それはなりません!」
慌てて身を引くセルの腕に尻尾を絡ませることで動きを封じる。
「命令です。私を楽しませなさい。」
セルは懸命に首を横に振った。
「て、貞潔でいなければ魔法が使えなくなるんです!」
フリーザの動きがぴたりと止まった。
「なんですって?なぜそう言う重要なことを早く言わないのですか!?」
セルはおずおずと答えた。
「まさか生態兵器の自分が性欲処理に使われるとは夢にも思わなくて・・・」
申し訳なさそうに項垂れるセルがフリーザを逆撫でした。
「なるほど、澄ました貴方もこういう事態には動揺するんですね。」
無理やり膝に座る。これでもう逃げられない。
「貞潔というのはどこまで守ればよろしいのでしょうかね?」
肉付きの良い胸部に指先で触れる。
「要は”童貞”のままならよろしいのでしょう?」
「まっ、待って・・・」

紅茶の香りで目が覚める。
「おはようございますフリーザ様。」
笑顔で紅茶を淹れるセルを不思議そうに見つめる。
「・・・ん?私はなぜ寝ていたのですか・・・?」
セルに襲いかかったあたりから全く記憶がない。
「魔法が使えなくなるのは困りますので、魔法の力で眠っていただきました。」
「・・・・・・。」
それが可能なら魔法の力で楽しませてくれてもよかったのではないかと毒づいてみる。
「あの時は貞操を守るのに必死で思いつきませんでした。なるほど、その手がありましたか。」
納得するセル。
なぜか服を脱ぎだすフリーザ。
「あ・・・あの・・・?」
いやな予感を感じた。
「早速私のために魔法を使っていただきましょうか、セルさん。」
予想通りだった。
「せめて夜までお待ちくだs」
「命令です。貞操が惜しければ言うことを聞きなさい!」


<あとがき>
道程は魔法が使えるっていうあれです。
フリーザ様は第一形態で脳内変換してください。喋り方でわかるとは思いますが・・・

黒執事読んでて、「何かすごい力を持った執事ってかっけえな!」と思った結果がこれだよ!
脳筋セルたんを有能ぽくするためには根本的な何かが足りなかったので、勝手な設定を付けてしまったorz
タイトルが思い切りニュアンス違いすぎてて申し訳ない・・・orz全然切ない系お題から持ってきたとは思えないw
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