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DBの悪役中心ブログ。 グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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絵で描くのが面倒だから雑文で河童ストーリー。学パロ混ぜてみました。
クウラ先生は社会の先生にしよう!と今回の雑文で決めた私。

CPはセル飯だぞー別にBLじゃないけどBLだぞー(河童の習性に基づいてるBL)。


「人のうちのキュウリを勝手に食べちゃだめだ!」
キュウリを頬張る緑の異形の生物に悟飯は怒鳴る。
緑は依然としてキュウリを口に運び続ける。
「おい!聞いてるのか!?」
「聞いてるとも。」
バリボリ言わせながらこちらを振り向く。
なかなか威圧的な態度であったが、悟飯はひるまない。
「だったら食べるのをやめろ!」
「いいだろう。その代りにそこのスーパーでキュウリを1箱ほど盗ってきてくれないか?」
緑のふてぶてしさに悟飯は腹を立てる。
「なんてことを言ってるんだ!君は人の物を勝手に奪うことしかできないのか!?」
緑はにたりと笑う。
「そうだ。生憎、水中ではキュウリの栽培ができないのでね。いやが上にも人の物を奪うしかない。」
「君はいったい何者なんだ。」
緑はキュウリを喰うのをやめてこう答えた。
「河童。」
「河童…?」
呆然とする悟飯を見て河童は続ける。
「河童を知っているか?」
平生を装いながら悟飯は会話する。
「知ってるよ。キュウリが好きで、相撲が好きなあれだろう?」
河童は頷く。
「ああ、君の言うとおり両方大好きだ。それ以外に知っていることは?」
自分の中の河童像を羅列する。
「えっと…頭に皿があって、水中にすんでいて…。」
河童は無言で頷く。
「うーん、他には…思いつかないや。」
「それしか知らないのか?我々の生態はあまり認知されていないのか。」
河童はつまらなそうに呟いた。
「他にどんな特徴があるんだよ?」
待ってましたとばかりに河童は笑う。
「血を…吸うんだ。」
「血を…!?」
悟飯は本能的に恐怖を感じ取り、一歩後ずさる。
「ただ西洋の吸血鬼のように、ではない。」
「ど、どうやって…?」
一歩、また一歩後ずさる。
河童は二歩、三歩と悟飯よりも大きな歩幅で近づく。
「尻から血を吸うんだ。」
長い腕をのばして悟飯のズボンを下ろす。
「ひぃやあああ!!」
「悪く思うな。私を殺す力があればこんなことにはならなかった。自分の無力さを呪え。」
………

「なんてことが小さいころにありましてねー。なかなか貴重且つ重い思い出になりましたよははは…。」
その話を興味深そうに聞くクウラ。
「その河童が言っていたことはあながち嘘ではないな。」
「なんのことですか?」
クウラは本棚から一冊の本を取り出すとあるページを開いて悟飯に見せる。
「これは河童の手だな、まあなんだ。夜の務めに効く薬になるらしい。」
「それとこれが何の関係が…あ!」
クウラはこくりとうなずいた。
「奴を殺す力があれば、奴自身を妙薬にできる。すなわちこちらにはメリットのみが残るということを示唆した発言だったのだろうな。」
机の引き出しを開け、小さな袋を取り出しながら言う。
「これは…?薬、ですか?」
「ああ、河童が命乞いがてらに生成方法を享受してくれたという薬だ。飲んでみるか?」
紙袋から出てきた薬は真っ白な粉末だった。
「これ…何に効くんですか?」
クウラは笑う。
「下半身の方だ。俺には必要ない。」
悟飯は顔を真っ赤にする。
「ぼ、僕にも必要ないですよ!って、なんで先生はそんなものを持って…」
「材料が特異で興味をそそられたから買ったんだ。効能に興味はない。本当に変態な生物だな。」
唖然としながら薬を見つめる。
目で見た限りでは普通の粉末である。袋の上から触っただけでも材料は特定できない。
「一体材料はなんなんですか?」
「俺の口から言わせるのか?」
悟飯は驚く。
「え、先生の口から言えないことなんですか…?」
クウラは頭を抱えながらポツリと呟く。
「霊長類の最たる生物の…白くて、硬いもの…とだけ言っておこう。」
悟飯は頭をひねった。
「白…?硬い…?」
「答えは言わんぞ。違法な薬だからな。」
薬は再び机の引き出しの中に戻された。
「違法…?ドラッグではないんですよね?」
「生物から採取した原料でのドラッグは少なくとも俺の知識の中には存在せんな。」
まだわからないと頭を悩ます悟飯にもう帰宅しろと促す。
「いやです!答えを聞くまで帰りませんよ!」
「俺はまだ首になりたくないんだ、勘弁してくれ!」
そんな彼らのやり取りを教室の外で眺めるものが一人。
「ほう…クウラがあの薬を持っていたとはな。そういえば私が作り方を教えてやった奴がいたっけな…フフフ」


<あとがき>
河童さんの生態でした。
薬の生成方法?私もまだこの世に未練があるから勘弁してくれ!(リアルにある薬なんですよ)
そんなことより河童さんから薬の生成方法を教わった河童さんより強い人って誰がいいかね…?
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