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DBの悪役中心ブログ。 グロだったりBLだったりエロだったりネタバレだったり夢絵・文だったりキャラがコスプレしてたりパラレルだったりが容赦なく置かれているブログですので閲覧注意です。
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物理的な意味で。

この私がBLで学パロとかトチ狂ったんだがw
セル飯(少年)+クウラです。悟飯(少年)は悟飯(青年)の弟というパラレルストーリーです。ご注意です。


廊下を歩いていると自分のクラスの孫悟飯にそっくりな少年を見かけた。
そっくりとはいっても悟飯を幼くしたような風貌であり、体格まで全く同じというわけではなかった。
「(ふむ…弟か何かか…。)」
なかなか興味深い。
「おい、そこのお前。」
通り過ぎようとする少年を呼びとめる。
「先生、こんにちは。何か御用ですか?」
悟飯と同じく礼儀正しいその態度にクウラは感心する。
「孫悟飯というのはお前の兄か?」
「はい、僕の兄です。」
やはり兄弟らしい。
「なるほど、新入生か。」
ついこの前入学式が終わったばかりである。
「はい、この春に入学したばかりです。」
疑問が解消されたところでこの少年と別れようとする。が、唐突にある危険人物のことを思い出す。
「忠告してやろう。保健室には行くな。」
藪から棒な忠告に少年はきょとんとする。
「保健室…ですか?」
「ああ、変態がいるからな。命が惜しければ近付かないことだ。」
自分のクラスの悟飯にもそうさせている。
「わ…わかりました。近付かないようにします。ご忠告ありがとうございます。」
少年は一礼すると駆けていった。
その後ろ姿を見て一人の少年を守った達成感に浸るクウラ。

「余計なことをしてくれるではないか、クウラ先生?」
その達成感を一蹴するように背後から聞こえる声。
振り返ってみると、そこには先ほど「変態」と呼称された保険医がいた。
「ふん、教師として当然のことをしたまでだ。」
至極当然なクウラの答えを鼻で笑う保険医。
「ふふ、確かにそうだ。だがな、貴様は目の前に御馳走を出されてからどのくらいの間「待て」ができる?」
欲望、本能というものはそう言うものだ、と笑う。
「本能には抗えん…か。なるほど、俺もお前を殺したくて仕方がないよ。」
体中に気を纏うクウラを軽く去なすと保険医は少年の駆けていった方へ歩を進める。
「殺せるのならとうに殺しているんだろう?それができないから私がこうしてのさぼっているわけだ。無理はしない方がいい。」
体に毒だから。そう言い残すと保険医は姿を消した。瞬間移動というやつだ。
保険医を止められない自身の弱さをクウラは呪う。
「くっ…殺してやる…!殺してやるぞセル…!!」

一方セルはニヤつきながら少年を追っていた。
「さて、先ほど述べたように無理は体によくない。我慢なんぞもってのほかだ。」
自信を正当化するように言い聞かせる。
「体によくない物は出してしまうのが一番だ。」
しばらく廊下を歩くとある気配を感じた。サイヤ人特有の気配だ。
思わず口元が緩む。
「そこに誰かいるんだろう?」
セルの呼びかけに気配の主は答える。
「はい、呼びましたか?」
目の前に現れたのはやはりあの少年だった。
舌舐めずりしながらセルは猫撫で声で問いかける。
「ちょうどよかった。片付けをするのに人手が足りなくてな。手伝ってくれないか?」
「はい、お手伝いします!」
少年は目の前の男がクウラの言うところの「変態」であることを知らなかった。
入学して数日しかたっていないのだから無理はない。
「ありがとう。じゃあ、こっちに…。」
セルの手招きに応じて少年は後を付いて歩く。

「(さて、どうしてくれようか。)」
悪戯内容を思案していると考えが纏まらぬうちに保健室の前に辿り着く。
中に入ってじっくり考えよう、そうまとめると笑顔で戸を開き少年を手招きする。
「薬品の整理、手伝ってくれるな?」
逃がさない、そう訴えかける威圧感。
「あっ、僕…その…」
急に少年の態度が変わる。
クウラが余計なことを吹き込んだのだろう。一瞬顔を曇らせたが、すぐに笑顔を取り繕う。
「さあ、おいで。」
千切れ飛ばない程度の力で少年の手首を掴む。
「でっ…でも、僕…。」
その場から全く動こうとしない。
このまま綱引きを楽しむ余裕がセルにはなかった。
空いている方の手で少年の腰に手を回す。
すぐさま掴んでいた手を離し、足を持ち上げお姫様だっこの体勢で抱きかかえる。
「入口で騒いでいても仕方がない。中に入ってから怯える理由を聞いてやろう。」
「やっ、放してえええ!!」
ベッドの上に寝かせると、少年の鳴き声を楽しみながら部屋中の鍵を施錠する。

「さてどうしてくれようか?」
施錠を終えたセルが少年の横たわるベッドの上に乗る。
セルの重さにベッドが軋む。
「ひっ、やだあああ!!僕…僕…!」
「さあ、聞いてやろうか。怯える理由を。」
聞くまでもなく怯える理由なんてわかりきっていた。だが、あえて少年の口から聞きたかった。
「先生が…へっ…へん…」
「聞こえんな。」
意地悪な笑みを浮かべながら少年の服の中に手を入れる。
すると先ほどまで震えながら泣きわめいていた少年から震えが消える。
そしてこう叫ぶ。
「変態だからっ!!」
叫ぶと同時に少年の体から気が溢れる。
溢れた気は形を成して、セルの腹を貫いた。
「っぐぅぅう…!?」
唐突な出来事にセルは冷静な判断を下せなかった。
自身の中から洪水のように溢れ出る青い血液と臓物をただただ眺めていることしかできなかった。
「(な…なんだ、この少年は…!)」
真っ白だったシーツ全体が青く染まるほどの出血を確認すると、ようやく自身の生命が少年によって危機に瀕していることを悟り、慌てて腹にパワーを集中させる。
「…っぬぁあああっ!!」
今まで反対側の壁が見えていた腹にみるみるうちに臓物と骨と皮と筋肉とが生成される。
「はぁ…はぁ…」

生命の危機を無事脱したセルは目の前に横たわる少年に目をやる。
どうやら気を放出しすぎて気絶しているようだ。
「じょ…冗談じゃない。当たり所が悪ければ死んでいたぞ。」
今のこの状況なら少年を好きにできる。一瞬そういう考えが脳裏をよぎった。
だが、今この少年によってどてっ腹に風穴をあけられたセルとしてはとてもではないがその気になれなかった。
「はぁ…はぁ…獲物を目の前にして退く日が来るとはな…。サイヤ人め…楽しませてくれる…。」
気を失った少年を背に担ぐとふらふらとした足取りで保健室を後にする。
「クウラに任せるのは癪だが、これ以上傷を増やしたくないからな。ほとぼりが冷めるまでは他の生徒で我慢するか。」
クウラの弟辺りに手を出してみるのも面白いかもしれない、次の獲物を探しながらゆっくりとした歩調でクウラのいる教室を目指した。


<あとがき>
クウラおにい様は常識人。異論は認めない。
セルさんは調子乗って思わぬしっぺ返しを食らうけど全く懲りない人だと信じてる。
(原作知らない方へ)悟飯ちゃんがピンチになると本領発揮するのは原作仕様です。

今度クラス分けとかしてみようかな。
きっと好きなキャラおよび動かしやすいキャラしかいないんだろうけどorz
そして出現するパラレル設定!もううちのブログはパラレルなくなったら生きていけねえよ!orz
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» BL…だと…!?

俺に対する釣りかと思ったらmjdk
素晴らしすぎるだろうが\(^q^)/
丁度今私も教師×生徒で盛り上がってたとこなのでいやはや…なんというピンポイント…

鉄はzgyrでだいぶ耐性がついたに一票。
2009/05/07(Thu)17:06:43 編集
» BLです…はい…
あははははは釣りじゃなかったぜ!
なんかもうセル攻めならなんでもイケる気がしてきてやってみたw
力関係的に生徒×教師になってしまったわけだがw

zgyrのせいですかねえ…。
攻めが返り討ちになる所は一緒だけども…w
鉄-R 2009/05/08(Fri)00:48:10 編集
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悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
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