DBの悪役中心ブログ。
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今日は雨降ったから早く帰ってこれたぜ^^
クウラ+セルの雑文。罵倒大会。後半ボコり愛。
クウラ+セルの雑文。罵倒大会。後半ボコり愛。
退屈そうにソファに腰かけているクウラとなにやら考え事をしているセル。
フリーザがいないと会話も始まらない。
「(さっさと帰ってこいフリーザ…!)」
イラつくクウラとは対照的にセルは悠然と構えていた。
何を思ったのかセルはおもむろに立ち上がると、二人の正面にあるテーブルを軽く撫ぜた。
瞬間、テーブルは一瞬にして木片と化した。
「少し触れただけで粉微塵になってしまった。」
驚いた風でもなくかといって確信を持っていたという風でもなくセルは呟く。
不愉快そうに眺めていたクウラが文句を付ける。
「貴様の力では当然だ。気でも違ったか?」
クウラの嫌味も意に反さず、セルは自分の掌を眺めた。
穴があくほどじっくり、舐めるように見回す。
「ふーむ。」
すると人差し指をクウラの方に向ける。
紫の禍々しい光線がセルの指先から放たれる。
「っ!?」
突然のことで完全に避け切れず、頬を切ったクウラ。
青紫の血液が滴る。
「貴様、俺と殺る気か!?」
怒りにまかせ、デスボールを作り出そうとするクウラ。
「そうだ、クウラは私のデスビームを食らっても肉塊にはならん。」
クウラを無視して再び自分の世界に入り込むセル。
「当たり前だ!貴様のデスビームごときで俺が肉塊になるハズがないだろう!?」
「だが、人間は肉片も残らん。」
自分の真っ白い手を眺めながら呟く。
「人間だからな!俺らとは違う、脆弱な生物だからな!」
「クウラは、クウラはなぜ死なん…。」
話の意図が汲み取れず、クウラのイラつきに拍車がかかる。
「私は、そうだな孫悟空を殺すという目的で作られた完全な存在だ。当然些細なことでは死なん。些細なことで死んだら困るからな。私が生まれた目的を果たせないからだ。」
クウラの方へ視線を上げる。
「お前はどういう理由で生まれてきたんだ?」
唐突な質問にクウラは面食らう。
「…は?理由…?」
考えたこともなかった。自分が生まれてきた理由など。
「理由もなしに生まれてきた存在なんてない。私は少なくともそう考えている。」
セルにしては人間味のある発言だと思った。
だが、前言を撤回せざるを得ない言葉が後に続いた。
「逆を返せば、だ。万が一理由もなしに生まれてしまったものがいたら殺してしまってもいいのだろう?いらないのだから。」
クウラは笑った。確かに必要とされてないガラクタをどうしようと困るものなんて誰もいない。
「天命というやつか?それを持って生まれていない者は必要ない、と?」
「そう、それだ。どこぞのやつも言っていたが、「人は何かを成すために生を受け、成し終えた時に死んで行く」というあれだ。」
クウラは声を出して笑った。
「ハハハハ!その理論で言ったらこうして死んでしまった貴様も用無しのガラクタということになるな!」
セルはにやりと笑った。
「そういうことになるな。だが、私は孫悟空を殺して死んだぞ。役目は果たした。役目も果たせぬガラクタとは違う。」
クウラの顔を見てせせら笑う。
「さぁ、クウラ。貴様の天命とやらを聞こうか?」
「……。」
言葉を詰まらせる。
「貴様の家族は宇宙最強を名乗っていたが、おかしいな。宇宙最強がどんな理由でここにいるのかな?」
クウラの顔を覗き込む。引きつった笑いを浮かべながらクウラは怒鳴った。
「今ここで貴様を消してやる!」
それに対して両手を肩の上まであげて降参の所作を現すセル。
「失礼。怒らせるつもりはなかった。」
この状況ではどう聞いても嫌味にしか聞こえない。
「ただ、思うところがあってな。私はそいつが生まれてきた理由を知らないんだ。」
「直接聞けばいいだろうが。」
こちらとしてみてはいい迷惑だと憤慨するクウラ。
「聞きづらいだろう?だから試してみたいのだ。天が価値ある生命だと判断すれば死なない。だが、ガラクタだと判断したら死ぬわけだ。こちらの方が手っ取り早い。」
「忠告しよう、貴様は取り返しのつかなくなりそうな試し方をしようとしているぞ。」
「死んだら生き返らせればいい。そのためのドラゴンボールだろう?」
クウラは呆れた。頭がいいのか悪いのかわからない。もう少し合理性ではなく感情を優先した考え方ができないものか。
「ならドラゴンボールに聞いてみろ。そいつの天命を。」
「恥ずかしいだろう!?神龍だろうとポルンガだろうと聞かれるのが!」
あまりの間怠さに思わずセルの腹へデスチェイサーを食らわせる。
「なっ…なんだその変身速d…データ外だっ…げほっ!」
「鬱陶しいんだよ!俺が聞いてやる!案内しろ!」
セルが口を開こうとするまで何度も何度も鳩尾にデスチェイサーを食らわせるクウラに辟易する。
やむを得ず、ある魔法の言葉を口にする。
「あ、フリーザ!」
「何!?」
後ろを向いた瞬間に首に手を掛け180度捻り、拘束から抜け出す。
「貴様ぁぁぁあ!!」
首を抑えながら蹲るクウラを踏みつけ笑ってやる。
「はははははは!戻すのが難しいようなら一度切り落としてくっつけたらどうだ?」
「貴様のような変態生命力の生物と一緒にするなっ!くっ…覚えてやがれ!」
一頻りクウラの負け惜しみを聞き終わると思い切り踏みにじってから蹴り飛ばす。
「覚えておいてやる。そうそう、貴様にも覚えておいてもらいたいことがあったんだ。」
クウラの頭を掴みあげる。
「お前は告白する時に嫌いなやつに仲介させるか?」
鳩尾にストレートを入れる。
「つまりはそういうことだ。下らんお節介は必要ない。」
クウラの悲鳴を楽しむと無造作に床に投げ捨てる。
「あくまで愛の告白とイコールなわけではないがな。まぁ、フリーザが来るまで無様な姿を晒していろ。」
「まっ…待て貴様っ…!」
クウラの叫びもむなしく、セルはそのまま立ち去ってしまった。
フリーザが帰ってくるまで醜態をさらし続けることになった。
「くっ…なんで地獄なのに奴は悠々自適な生活を送っているんだ…!くそっいつか目に物見せて…やるっ!」
<あとがき>
クウラおにい様がかわいそうです><
セルたんは地獄に来て不良になってしまいました><
地獄も格差社会なんですねえ。刑務所なんかと一緒ですね。うへえ。
うちのセルたんはいきなり哲学やりだすから困る。しかも大抵周りの人置いてけぼりorz
どこぞのやつが言ってた名言は某ネスツの人のです。声優ネタですねサーセンw
デスチェイサーは最終形態さんのでっかい足で踏みつける技ですね。踏んだだけで地面えぐれるような技です。
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自己紹介:
DBの悪役(概ね人外)に萌えまくり中。
セル贔屓でブロやクウラ、ジャネやタレ、フリなんかもちまちまと。
悪役じゃないけど悟飯ちゃんも贔屓キャラです。
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